ご挨拶と演奏会の不思議な光 (2006年)
●2006年4月9日に母が亡くなり、遺言により家族だけで葬儀を致しました。
生前、ご交誼頂きました皆様には深く感謝申し上げます。
十年以上の長い年月、入退院を繰り返し、さらにこの数年は、何度も
危篤やそれに近い状態を乗り越え、母は生きてくれました。
母の意志の強さを心から誇りに思い、その強さを目指して、生きていきたいと思います。
そして、皆様とのご縁を大切にして生きていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
当初ここに書いたように、亡くなる直前に東京の入賞演奏会に行ったことを後悔したり、
もっと色々してあげられたはず、という気持ちは、完全には消えませんが、
多くの方からご意見を頂き、考えを改め、今は、「ごめんね。」より、「ありがとう。」と母に言っています。
●生前、私のコンクール入賞を「 親孝行 」だと言って喜んでくれた母の供養にもなると考え、
その後もコンクールを受け、入賞、入選しました。喜んでくれているといいのですが・・・。
●最後の看病の年月があったからこそ、母とは、今までの人生で一番仲良くなれました。
今一番浮かぶ母のイメージは、毎日のように通った入院先から私が帰る時、
いつもにっこり笑って手を振ってくれた笑顔と、「ありがとう。」と言ってくれた声です。
沢山、笑顔を見せてくれて、沢山、「ありがとう」と言ってくれて、ありがとう・・・.。
後に残った者として、こんな幸せなことはないと、母に感謝しています。
2007年1月 野谷 恵
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◎2006年の4〜5月は、責任ある演奏会が続き、関係者の皆様にはさぞご心配をおかけしたことと思いますが、
無事終えることができました。関係者の皆様、ご来場、ご協力下さった皆様、
ありがとうございました。その時の写真です。↓
●宝物● 「 スタインウェイホールコンサートの不思議な光 」
写真を撮ってくれた大人の門下生が、「高いところにまぁ〜るい暖かい光が写っています。」と
メールで送ってくれました。見たら本当に、左上に、きれいなまぁ〜るい形の白い光が。。
とても優しくて、見ていて嬉しいような感じで、「これ、母ですね。」と書いたら、
「はい、やはり、お隣で聴いていらっしゃいました♪」と、信じきったお返事が。。
正直大変な状況の中で、責任を果たすことができたのは、
やはり母が助けてくれていたのだと思うと、疲れた体や心が、深く癒される思いです。
客席も暖かい雰囲気だったそうで、本当にいい演奏会だったのですね。
もし、どなたかが、あれは何かの光がレンズに写りこんだものだと科学的に証明されたとしても、
私は、あの時、あの場に、私を応援し、私の演奏を喜んでくれている母が確かにいたことを、
一生信じ続けると思います。
この写真がきっかけで、色々な方から多くのことを教えて頂きました。
「オーブ」というそうですが、こういう光は「気」の良い所にしか現れないとか、赤いオーブは怒りを持っているとか、
色々あるようです。
多少霊感のある方々も含め、この写真をご覧になった方々全員が、
「暖かい」、「優しい」、「きれい」、「すてき」、「幸せな感じ」、「微笑んでいるみたい」etc・・・と、
良い印象を持って下さったことが大変嬉しく、大切な宝物になりました。 ありがとうございました。
◎スタインウェイホールコンサート◎
■2006年4月23日(日)午後7時
■井関楽器札幌店3F
■出演者:真貝裕司(カスタネット)、野谷 恵(ピアノ)、
佐藤郁子(ヴァイオリン)、水谷明子(マリンバ)、向山千晴(ピアノ)
■曲目
★ポロネーズト短調(カスタネット、ピアノ)・・・・ショパン
★ワルツ12番(カスタネット、ピアノ)・・・・ショパン
★火祭りの踊り(カスタネット、ピアノ)・・・・・ファリャ
チャルダッシュ(ヴァイオリン、ピアノ)・・・・・モンティ
人力車(マリンバ独奏)
チゴイネルワイゼン(マリンバ、ピアノ)・・・・・サラ・サーテ
★「嵐」(ピアノ独奏)・・・・リスト作曲
お祝いのカスタネット(カスタネット独奏)・・・・真貝裕司作曲
スペインの踊り(カスタネット、ヴァイオリン、マリンバ、ピアノ)・・・チャイコフスキー
スペインダンスNo.1(ヴァイオリン、カスタネット、ピアノ)・・・ファリャ
★マラゲーニャ(カスタネット、ピアノ)・・・・・レクオーナ
★印のピアノが私です。