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近況 2005


●2005年12月31日  「コンクールイヤー」の締めくくり

24日(ムーブ町屋ホール)、25日(東京オペラシティ)の2日間に渡って開催された
第26回TIAA(東京国際芸術協会)全日本クラシック音楽コンサートでの審査の結果、入賞との通知が、
31日、郵便で届きました。私の「2005年コンクールイヤー」は、こうして、
大晦日に良い知らせを頂いて、幕を閉じました。1年間の結果は・・

第1回ロマン派音楽コンクール入選。
第2回ピアノ・声楽コンクール入賞。
第1回大作曲家コンクール「ショパン」入賞。
第11回ベストプレイヤーズコンクール入賞。
第15回日本クラシック音楽コンクール関東地区東京本選入賞。
第26回TIAA(東京国際芸術協会)全日本クラシック音楽コンサート入賞。

今年と同じペースでは、あまりに大変ですが、今後も、たまにはコンクールに参加し、
東京で入賞演奏会などで演奏したいと思っています。またいつか、お聴き頂ければ幸いです♪

●12月後半  11月に続いて東京オペラシティ♪


東京の演奏会(12/25)無事終了!!今回はラフマニノフを弾きました。

25日、クリスマスの日曜日にも関わらず、来て下さった皆様、ありがとうございました!!

オペラシティリサイタルホールのロビーにも、クリスマスツリーが↑

打ち上げは、なんとアフリカ料理とアフリカワインでした♪


左:カンガルーの唐揚げ。他にはほろほろ鳥とか、ワニとか・・・美味しかったです。
右:線香花火のように火花を散らしているのはメレンゲのデザートです♪

ご感想は、テルミンの彼方への12月26日の項、慶夢庵の12月28日、 
のびFgのな〜んてことない日記の12月25日の項などにあります。

ようこさんの「一体何が違うのか・・」というのは、直接お会いした時にも
「何が違うのかわからないけれど、とにかく違う」というようなことを言って頂き、嬉しかったです。

12月20日にまた母が入院し焦りましたが、今回は元気で、無事東京へ行けました。よかったです。。
入院や、大雪での飛行機の心配を含め、緊張の連続で、ちょっと不眠症みたいになってかなり疲れました。
演奏会翌日は朝から夜の9時半までレッスンしましたが、中間に空き時間があり、ホテルへ帰って休憩できました。

今回、新宿で(平日なら)夜9時半まで利用できるレンタルスタジオ(グランドピアノ)を発見し、
レッスンも練習もそこでしました。お仕事終了時間の遅いサラリーマンさんのレッスンもできました。

●11月下旬〜12月前半 ついに退院

9月に危篤になった母が、ついに退院しました。本当によかったです。。
ご心配下さった皆様、励まして下さった皆様、ありがとうございました。
25日(日)の演奏会、頑張ります。今回の東京でのレッスンは、26日(月)、27日(火)です。

●11月上〜中旬 東京オペラシティーの入賞者演奏会と「外出」


演奏するって、精神力が必要ですよね。。。な〜んて今更なことを書いていますが、
つくづく、そう思います。もっと精神的に強くなりたいと思います。

ダンテは大変な曲です。。凄い「世界」があって。。もっと精神力ほしいです。
それでも、今回(11/1)は自分なりに、(足りない)精神力を振り絞ってのめり込んで弾けて、
多分今までで一番集中できたように思います。
弾いている最中は苦しかったけれど、弾き終えた瞬間、感動で泣きそうでした。
掲示板のご感想は「コンクール2005」のページに転載させて頂きました。
東京でレッスンもして帰ってきました。ほっとした後のレッスンは楽しかったです。

母が「外出」できるまでに回復してきて、これもほっとしています。
それにしても、自宅に帰るのに「外出」・・・っていうのは面白いですね。


●10月 門下生コンサートと、日本クラシック音楽コンクール関東地区東京本選。(ちょっと改稿)

キタラでの門下生コンサートは無事終わりました。ありがとうございました。
今回は結構精神的にきつくて、レッスン好きの私がレッスンするのが辛いという状態でした。
(もちろん頑張ってしましたが。)

当日、子供も大人も、ピアノの先生方も、それぞれ頑張っていい音楽を聴かせてくれたので、
レッスンや運営の大変さは本当に報われましたが。。
私自身は、なんで弾けたんでしょ??というくらい練習不足でした。(^_^;

母の容態がよくなってがっくり来たのか、今度は私の方が実はかなりマジ鬱で体調も良くなかったのです。
そんな状態でコンクールを受けに行くなんて、我ながら、ホントに無茶と呆れますが(汗)・・・
実は10月下旬、タイトルのコンクールを東京で受けてきました。

詳しくは、「コンクール 2005」のページへ。


●9月 母の危篤、初のキャンセル、チャリコン、そして復活の象徴のような聖子さん

8月下旬に入院した母が、9月3日一時危篤になりました。その後、一旦は回復し、
主治医の先生からも東京へ行って大丈夫と言って頂いたのですが、9日から再度危篤状態となり、
11日、東京のカザルスホールでの授賞式と演奏会出演を断念致しました。
ご迷惑をおかけした皆様、大変申し訳ありませんでした。
カザルスホール、憧れでした。ショパンで入賞できたことも、とても嬉しかったですし。
弾きたかったです。。

長年の演奏活動で初めて、舞台に穴をあけたショックは、まだ、重く残っていますが、
3回目のチャリティーコンサートで皆様から寄せられた沢山のご好意が、
私自身の支えにもなっています。(後始末遅くなっていてすみません。)

特に2年前の第1回チャリティーコンサートのきっかけとなった心臓移植の高山聖子さんが
車椅子で旭川から来て下さったのは本当に感激でした。
ふっくらとして元気そうになった聖子さんは、可愛くて可愛くて・・・・。
今にも消えそうだった2年前の写真とは、まるで別人のような、その笑顔の明るさ、可愛らしさが、
復活の象徴のように思えて、言葉にできないほどの感動でした。

一時はあと数時間・・・とまで言われた母は、お蔭様で持ち直しましたが、
2度の危篤でかなり弱ったので、今も、「すっかりよくなった」・・・とは言えない状態です。
私自身のストレス熱もまた続いていますが、前を向いてがんばり続けますので、
ここをご覧の皆様、もしお願いできますなら、どうか、応援して下さい。祈って下さい。


●8月 またまたコンクール (「パイプのけむり」みたいになってきた・・)

7月下旬から8月上旬にかけて東京、大阪、名古屋の3会場で開催された
「第11回ベストプレイヤーズ・コンクール」に入賞しました。3会場でということで、今までより
規模が大きいので嬉しいです。授賞式と演奏会は11月1日、東京オペラシティーです。

本当は・・・こういうこと、10年位前にしたかったけれど、諸事情でできなかったのですよ。
もちろん、いくら年齢制限がなくても、トシの分だけ体力的にはきついです。
さらに遠くへ行って弾くことに加え、東京の酷暑と冷房のきつさ・・・慣れない環境で
この夏は何度も東京で具合が悪くなりました。それでも、コンクールや入賞演奏会は嬉しいです。

今年は4,5年ぶりに母が入院せずに夏を過ごしてくれていますし、
こうして私が入賞することが「親孝行」だなどと言ってくれて、嬉しかったですし。。
生徒も喜んでくれましたし。。そんなこんなで、頑張りました♪

コンクールやオーディション、そして演奏活動を、長い期間かけて目指し続ける(特に大人の)生徒たちに
話してあげられることも増えましたし、次に審査員をする際には、
今までももちろん誠意を尽くしたつもりではありましたけれど、やはりコメントは変わると思います。

チャリコン準備も進んでいます。出演者のOさんが、当日お客さんに配るコメントつきプログラムを
作ると張り切って下さってます。いい記念になることでしょう。

第1回チャリコンのきっかけとなった心臓移植の高山聖子さんも、文章を寄せて下さいました♪
言葉で表現できないほど、じ〜〜〜〜ん・・・・としています。

ご要望があり、7月から東京でレッスンを始めました。毎月というわけにはいきませんが、
時折不定期的にレッスンします。8月に初めてレッスンを受けた方の感激振りには、元気が出ました♪
興味おありの方は、メールで詳細をお問い合わせ下さい。



●7月 東京の演奏会、レッスン、そして地震も、台風も・・・

東京オペラシティーリサイタルホールでの授賞式と演奏会、お蔭様で無事終わりました。
来て下さった皆様、来られなくても祈って下さった皆様、
入賞が決まってからこの日までに、様々な形でお祝いして下さった皆様、
演奏会場でお花やプレゼントを下さった皆様、
彫像のように微動もせずに、凄い精神力でビデオを撮って下さった方、
写真を撮って下さった方、そして、主催団体の皆様、
本当にありがとうございました。。。

長年この曲を聴き込んでいる方が、泣けたと言って下さって本当に嬉しかったです。
もともと緊張しがちですが、「東京で弾く」と思うとさらに緊張して、細かいミスは色々したのですけれど、
でも、リストの描いたスケールの大きなドラマティックな世界に感動しながら弾けました。
交換日記あるいは備忘録や、慶夢庵(写真付)に、ご感想がありますので、よかったらご覧下さい。

震度5強の地震を高い所で味わったり、帰りの飛行機が台風を越えて飛び、
機体が揺れるだけでなく、翼やエンジンがゆさゆさと揺れるのを窓から見たり・・・・
なんとも、ダンテの地獄編の読後感を描いた曲を弾くにふさわしい旅でした。(笑)



●6月 さらに コンクール (6/27 改稿)

微熱(37度前後)がずうっと続いて、心臓まで変になって、「救心」のお世話になったりましたが、
月末になってから、最近時々平熱です。(35度6分とか・・・冷血動物?笑) ご心配かけました。m(__)m

昨年は1年のうち7割くらいも微熱がある状態で、ムチウチにもなりましたが、
1年のうち9割くらい入院していた母の所へも通い、容態の悪かった時には(ネットで調べて)
毎日病院で、(心臓の他にとても悪くなった)腎臓と気管支炎のツボを押して・・・なんてやっていました。
それを思えば、今年は平気なはず・・・と思うのですが、
1つトシを取るとその分体力は落ちるのでしょうか?でも、その分は気力で補えなくてはね。

今月11,12日の両日に渡って東京で開催された「第1回大作曲家コンクール”ショパン”」に入賞しました。
上記のように微熱の続く中で大変で、直前の金曜は1日の殆どをダウンして過ごし、棄権も考えましたが、
今年は7月の東京の他にも遠くで演奏の予定があります。
演奏会は、どんなに具合が悪くても、行って弾かなくてはなりません。
そういう事態の訓練にしよう・・と考えて、棄権せずに行きました。行ってよかったです。

入賞者演奏会は、9月11日(日曜:午後)、「カザルスホール」です。


●5月 コンクール 再び (5/30 改稿)

色々、色々、理由があって・・・・・・また、コンクールを受けました。
「第2回 ピアノ・声楽コンクール」ピアノ部門で、今度は「上位入賞者一覧表」に名前が載りました。

入賞者演奏会は、7月24日(日曜:午後)新宿の「東京オペラシティ・リサイタルホール」です。

コンクール専用ページをアップし、少しずつ書いていくことにしました。先日の授賞式や演奏会の写真を
ようこさんと、がぶりんさんが沢山とってCDで送って頂いたのをアップしました。

コンクール翌朝、銀座で偶然ポスターを見かけて入った後藤はつのさんの個展に大変感動しました。
(会場やポスターでは102歳とありましたが、ネットでは101歳と↑書いてありますね。)
100号サイズのキャンバスに、はっきりとした色使いで、凄くエネルギッシュな絵でした。
握手して頂いたご本人の、握力の強さと、まっすぐなまなざしと、しっかりとした、でも可愛らしいご様子にも、
言葉にできない勇気を頂きました。

今年米寿(88歳)を迎えられた、子供の頃からお世話になったお師匠様の祝賀会(22日)で、
司会進行をしました。なんとか無事終了。色々感慨深い、素敵な会でした。


●4月 カスタネットとの共演と、東京の演奏会

◎17日、「真貝裕司スタネットレクチャーin札幌」 の写真集(カスタネットワールド内)

▼演奏した曲    ショパン    エチュード ハ短調 Op.10−12 「革命」
                       ポロネーズ ト短調 遺作
                         マズルカ 第47番 イ短調 Op.68−2
                           ワルツ 第14番 ホ短調 遺作
            ショスタコーヴィッチ   3つの幻想的舞曲 第1番
            ラフマニノフ       プレリュード ト短調 Op.23−5
            ファリャ         火祭りの踊り
------------------------------------------------------------------
既存のピアノ曲での、フラメンコカスタネットとピアノの共演、大好評で終わりました。
私はピアノ曲のみの共演でした。(赤青のカスタネット曲の伴奏やレッスンの伴奏は別の方です。)

本来ピアノソロの曲ですし、速い曲は覚えないとうまく弾けないということも感じて、
全曲暗譜で弾きました。(暗譜で共演したことは、結構、皆さん驚いて下さいました。。)

練習は大変ではありましたが、滅多にない機会でしたし、
真貝先生の『ソリスト対ソリストである』というお考えも嬉しかったですし、
原曲がピアノソロの曲で、ピアノの演奏がつまらなかったら話にならないですし・・・・(^_^;
責任重大なポジションでしたので、「やりがい」と「プレッシャー」を両方感じつつ
精一杯させて頂きました。
大変いい経験、いい勉強になりました。
真貝先生、関係者の皆様、ご来場の皆様、ありがとうございました。

◎28日、東京での第1回ロマン派音楽コンクール入賞者演奏会 もお蔭様で無事終わりました。

▼演奏した曲: リスト / 波を渡るパオラの聖フランシス


ネットでお知り合いになった皆さんが沢山来て下さって嬉しかったです。授賞式より感動でした♪
お知り合いじゃない方まで券を買って下さったことも、本当に嬉しいことでした。。
ありがとうございました。

17日のレクチャーが終わるまでは、カスタネットとの共演の曲でイッパイイッパイでしたので、
終わってから10日間という記録的短期間でリストを弾きました。

もちろん、何度か人前で弾いた曲だからできたことではありますが、
仕上げも暗譜も人一倍時間のかかる私が、この短期間で仕上げられたことと、
その演奏に対して皆様からご好評を頂き、この曲を暗譜している程大好きという方まで
感動して聴いて下さったことは、「人間、やればできる!」みたいな前向きな自信となりました♪(^_^)v

これからも頑張ります。主催団体の皆様、お越し下さった皆様、遠くから祈って下さった皆様、
ありがとうございました!!
来て下さったリパッティーさんのご感想がこちらに→ 慶夢庵:4月29日「約束の地」

↑の授賞式の写真はようこさんが、演奏会の写真は、がぶりんさんが撮って下さいました。
もっとたくさんあるので、コンクール専用ページもご覧下さいね♪


●2月 コンクール

1月末に東京でコンクールを受けた結果が2月上旬に届きました。入選し、披露演奏会に出演することになりました。
MEMOの「気晴らし♪」にも書きましたが、1月半ばに重いものを持って手の調子を悪くし、
やめようかとも思ったのですが、↓の旭川での「脱力追求実験」(?)を心の支えに、行ってきました。
思い通りとは言えませんが、それでも弾けたのは旭川の演奏会のお蔭と言えるかもしれません。

11年前に、東京で、今回より遥かに参加者の多いコンクールで「入賞」だったのに、
今回上位入賞できず「入選」だったのは、正直落ち込みましたが、その原因を色々考え反省することは
大変良い勉強になりました。手のことだけでなく、音楽の作り方が少々個性的過ぎたかもしれないとも思いました。
(曲はリストの「嵐」を弾きました。少々ドラマティックに作りすぎたかも・・・。)

11年振りにコンクールを受けた理由?
年齢に負けずに、色々な角度から勉強し、進歩し続けたいと思ったのです。それが「若さ」に繋がるかもと。。(^_^;

2月の殆どを体調不良で過ごしましたが、気管支炎も中耳炎も、もう大丈夫です。
母も2ヵ月半振りに退院し、ほっとしました。

●2005年1月  実験成功♪

1月10日、旭川でピアノを弾いてきました。日本クラシック音楽コンクールの北海道でのお世話役をされている
鈴木先生が主催されたクリスタルホールでの演奏会です。いつも大変お世話になっている先生の企画ですし、
音響がいいことで有名なホールで弾いてみたかったこともあり、参加させて頂きました。
お顔の広い先生の主催ということもあってか、多くの方が参加された長時間の演奏会でした。

私からは一切の宣伝をしなかったのは、とことん自分のために弾いてみたかったからです。
主催の鈴木先生も「参加者のための演奏の場」であってよいとのお考えでしたので、そうさせて頂きました。
曲の組み合わせもその演奏順も、普通の演奏会では、まず、しないと思う形でしたし、
弾き方では、ある実験をしました。。(大きなホールでなくては結果の見えないことです。)

結果?・・・実験成功♪♪ (^_^)v
さらに楽な音の出し方ができました。これからまだまだ自分が進歩できそうで、嬉しく思いました。

宣伝をして、私の演奏を聴くためにわざわざ来て頂くと、こういうことはできませんし、
札幌では事前にバレるでしょうし・・・・・・本当にいいチャンスを頂きました。
鈴木先生、お世話になりました。ありがとうございました!!





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